幻想工務店~東方projectファンサイト~

東方projectファンのデザイン事務所経営の職業絵師。 幻想店長の絵描きとしての日常やチャリティー、二次創作同人活動の軌跡でございます。

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今この瞬間

皆さんご無沙汰をしております。
いかがお過ごしでしょうか。

例大祭が終わったかと思えばあっという間に夏コミですね。
と言いますかもう今年も半分が過ぎているじゃないですか。
時の流れは早すぎて本当に嫌な物です。
まあそれでもどうにかこうにか新刊を間に合わせる事が出来て一安心です。

c88新刊表紙ぽすたー
前回から始めさせて頂きましたさとり編では多くの皆さんの中でいわゆる”公式”、”お約束”な 
さとりのキャラクターを逸脱したキャラとして描かせて頂きましたが大きなツッコミやご批判も無く
おおむね好意的に受け入れて頂けた様で安堵いたしました。

それで味を占めたと言う訳ではございませんが今回のさとりと、あとレミリアは更に子供っぽさ全開で大暴れしております。
とらのあな様の通販ページでサンプルが読めますのでよろしければご覧になってください。


さて、今回は「今この瞬間」と銘打っておりますが
これをお題に色々お話させて頂くと言うよりも今後についてのご報告などをさせて頂ければと思います。


突然ですが私は今回でコミックマーケットを卒業させて頂きます。

残暑見舞い

本当に突然なお話ですが今度の夏コミがコミケ参加の最後であり
今年最後になります。



と、言いましても同人誌は書き続けますよ。
来年からは例大祭、そして秋例大祭の2回に参加をシフトしていく予定です。

まあ・・・、理由としては遂に仕事量の方が同人誌を描ける限界を突破してしまった事と
仕事の日程がコミケの日程と相性が悪くなって来た事が主な要因です。

むしろよくぞ今まで描き続けて来れたものだと驚くばかりです。
もともとアナログからデジタルへの移行の為に練習の手段としてPIXIVでちょっと知っていた
東方projectの落書きを描いてみたのがまさか5年近くも本を書き続ける事に繋がろうとは。

これもひとえにこれまで応援して下さった国内外の多くの皆様のお陰様と感謝するばかりです。
いや、描くのを辞める訳では無いんですけどね。w
それに例大祭も行くのは同じくビックサイトですし。

ただ、夏コミ冬コミの限定ペットボトルを毎回参加の記念に買って帰るのが楽しみの一つだったので
もうその楽しみを味わう事が出来ないのだな~っと思うとやはり寂しさを覚えます。

同時にコミケは私の人生の中で明らかにひとつの青春のひと時だったのだなと言う事が出来るのです。
コミケ記念ペットボトル


そうして振り返れるのも自分がこの5年間描いて来た作品、残して来た作品、
その一つ一つが描いてよかったと思える物ばかりだった事も大きな要因です。
私の作風を支持して下さった多くの方々のおかげもございますが
私が周りの声にぶれる事無く迎合する事なく描き続けた事が今に至らしめたのではないかとも考えております。

まあ、楽しみ方は人それぞれですが・・・。

でもだからこそ絵を描く事が好きな方々にはこう伝えたいのです。
どうせ描くなら自分が心から楽しめる物、自分が人々に見せたい物を描いて頂きたい。
周りの声がなんと言おうとも自分が不快に思う物を無理して描く事は無いのです。
少なくとも職業であり仕事でない限りは。

周りやネット上で仲良くしてくれている人が描けと言ったからと嫌われたくなくて嫌々描くのなら、
その前に、そんな物を自分に描く様にけしかけて来る様な人と友達でいたいかを考えて頂きたい。

それでも描く事は
描かせようとけしかける者の心を歪め、嫌々描いた人の心を傷付けるだけで
どちらにとっても、描かれた絵にとっても不幸です。
さとりの宿題

ただ一つ、
誤解の無い様に言っておきますが別に私や、教育や規律にうるさい方々が
まゆをしかめる物は描くなと言っている訳ではありません。
何を描いたっていいんです。描いている分には。
それが自分にとっての喜びであり、慰めであり、救いであるのであればです。

なんやかや言ってますが私だって東方projectのキャラの女の子達が好きだしかわいいから描いているんです。
東方キャラがみんな男だったらまず100%描いてない。

そして、私は本職は医学書や論文の為のイラストを描く絵描きですが
絵を描いてお金をもらっていると言うだけで
「絵ばっかり描いて無いで早く仕事を探してちゃんと就職しなさい」
「君のやっている事は親の恥だって事はちゃんと理解してるよね」などと
ご年配の方々に度々言われた事があります。

皆さん別に悪気はないんです。
ただその方々が生きて来た長い人生がそれを言わせているだけです。

要は価値観も倫理観も常識も人それぞれなんです。
私の価値観だって正しいわけじゃない。私の価値が世界標準と言う気などさらさら無い。

ただ、何を描こうがそこに家族や友人や、大切な人々の幸せを願える自分がそこにいればいい。
これすらも私の価値観ですが、私は皆さんにその心を持つ絵描きであって頂きたい。

でも同時に多くの人に理解されずいじめられ、傷つけられ、誰も信用できず、愛せないと言うのであれば、
そのはけ口になるのであればその思いをありのまま怒りも憎しみも黒い気持ちを全部込めて絵にぶつければいい。
例え多くの人が不快だとまゆをひそめてもそれを描く事で1日生き延びる事が出来たのであればその絵は美しく尊い物です。

c88モノクロポスター

今回のお話、幻想と紡ぐ日々~さとりの書2~はこの5年間一貫して描いてきたとおり、
家族や友人や周りの人々を大切に思う人達のお話です。

この幻想郷の世界観の共通の設定としてその舞台の前後には悲しい現実が横たわっております。
同じ時を刻めない苦しみ、抗えない現実、避けられないやがて訪れる不幸。
だから幻想と紡ぐ日々の少女達は今この瞬間、大切な人々の幸せを精一杯祈る日々を送るのです。

コミックマーケットは今回で卒業です。
5年間、皆さんと紡げた日々に感謝いたします。

ありがとう。

そして皆さん
ビックサイトで僕と握手!
c88集合ポスター


・・・いや来年以降も例大祭にはいますけどね

サークル幻想工務店
代表 幻想店長

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ 

あと最後に一つ
ただいま佐賀大学美術館で私、メディカルイラストレーター津田佳彦の絵が展示されてます。
普段は学会会場の中などでしか展示されない一般の方の目に触れる機会の少ない絵です。
入場無料ですので最寄りの方は宜しければ
※ポスターをクリックするとサイトにジャンプします※ 
佐賀大学美術館メディカルアート展

●ルナさん

お便りありがとうございます。

描くと言う事は本当に難しくそして人それぞれですね。
東方に関わって思いがけず同人誌まで描かせていただく様になって5年近く、
本当に様々な事があり、そして新たに気づく事がありました。

その中でも一番気付かされた事は自分がいかに偏見の多い絵描きだったかと言う事です。

自分で言うのもなんですが私は東方を知った最初の頃は結構上から目線で見下す様な見方をしていたと思います。
今もまだ無いとは言い切れませんが。

ですがいざ描く側に立って世間と向き合った時に自分でも気付かない程の
世間の人々の偏見の大きさとい言う物に気づく事が出来ました。

目障りなものを嘲笑して自分を正当化しようとする側、世間の偏見に卑屈になってしまう側、
この感情はどちらにとっても不幸です。

そして今私が描く事に対して一番に思うのは描く事の救いです。
どうか多くの人々が描く事に少しでも救いを得られる事、自分にとっての救いを見いだせる事を願います。

●小猫さん

お便りありがとうございます。

SNSのお絵かきって不思議な世界が出来た物ですね。
今は当たり前の様に活用してますがWindows95が生まれる前のおよそ20年前は、
こんな個々人をつなぐ双方向の世界やお絵かきや音楽、動画で交流しあう世界なんて誰が想像できたでしょうか。
そして今ネットの無い社会なんて想像できるでしょうか。

誰もが思いを発信できる。
でも誰もが反応してくれる訳ではない世界。

無視したつもりはなくても無反応が同等に人を傷つける社会。
何かしら反応が欲しくて様々に考え発信する人達。

様々に苦しい思いはあるかもしれないけれども
でも世界に対して何かしら発信して自分の存在を確認できるのは素晴らしい事に間違いはありません。

どうか描く事を続けられなくなった人、価値を見いだせなかった人達も
その描いている間のゼロでは無かった時間を少しでも糧にして幸せに向かって進んで行ってほしいと私は願います。

●電子の海から名無し様さん

いつも作品を読んでくださっているとの事、誠にありがとうございます。

幻想と紡ぐ日々の世界観と言いますかお話の前後には必ず悲しい現実があるという件ですが、
これはあえて描かないけど私の話にはどうしても必要な物なんです。

例えば、さとり編では子供のまま成長の遅いさとりやレミリアと、人間程ではないけれども
体も心も成長していくお燐、今は母と娘の様な幸せな関係を築いておりますが
いつかはお燐というペットであり、家族であり、母であり、おばあちゃんであったかけがえの無い存在を
子供のままのさとりちゃんが失ってしまう日が来ると言う事です。

私がすべてのお話に描いてはいないけど世界観として据えている残酷な現実はこういう物です。

描きはしないですけれども、でもこの残酷な現実があるからこそ描いているお話の中では
今この瞬間は目一杯幸せであってほしいと願いを込めたお話になるのです。

この思いは私たち一人一人の人生の中にも重ね合わせられる事です。

残酷にも私達もいつか終わりは来ます。
学校や部活動にも終わりはあり、その後の人生は自分で終わりにしなければならない事も多々あるでしょう。
一部のご年配の方々の間では「終活」なんて事も流行ってますが私達もさけられない現実です。
避けられない現実から目を背けないからこそ見える物もありますし、描ける物もあると思います。

私は仕事柄、常に病や死と向き合い絵を描かなければなりません。
そこには平穏な日常から無慈悲に切り離され死に向かう事を強要される人々の現実があります。
正直、楽しいだけの仕事ではありません。

幻想と紡ぐ日々にはいつの間にか生まれた私の中で鉄則というかテーマがあります。
それはどんな生まれでどんな過去があろうとどんな種族だろうと幸せになれなければならないです。
忌み嫌われた悪魔でも、捨てられた道具の妖怪でも、祟り神でも。
生まれたくてそう生まれたのでは無く等しく命なのだから。

幻想かもしれません。
でもこのお話は幻想と紡ぐ日々です。

描ける限りは幸せを描いていきたいと私は思います。

●佐竹さん

いつもお手伝いありがとうございます。

絵描きなんかしてても本当に働き詰めで何かを一生懸命楽しんだなんて経験がなかったので
自分の中でこんな時間が持てた事は本当に幸せだったと思います。

お互いコミケにかかわった事が人生の中で幸せな思い出に出来てよかったね。

まあまだ続ける予定だから「だった」は変だけど・・・

今後もよければお手伝いお願いします^^
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  1. 2015/07/25(土) 01:19:35|
  2. 幻想工務店は考える
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
| ホーム | 罪と罰と裁く者達の罪>>

コメント

コミケに参加できないのでこちらでご挨拶になります。
まずはコミケ卒業、お疲れ様です。

様々なご縁があって店長さんと知り合い、作品や言葉に触れ、
その過程で「絵を描く」ことについて長いこと考えさせられました。
(「何のために描くのか。また、どうありたいか。」、と言った具合ですね…。)

自分も5年程絵描きを続け、
結局のところ「自分が心から楽しめるものを描く」ことに収束しました。
偶然にも、店長さんが伝えたかったことと重なっていたのです。
個人の価値観に委ねられる部分も多いですが、
自分としては今後、この想いを基に続けたいと思います。

今後は例大祭へシフトとのことですが、
引き続き応援させていただきます。
どうか、この先も頑張ってください!
  1. 2015/07/25(土) 09:12:47 |
  2. URL |
  3. ルナ #TizA.5Ug
  4. [ 編集 ]

あらー、コミケご卒業ですかー・・お疲れ様でした
一抹の寂しさもありますがそれだけお仕事のほうが順調にいっているって事だと思うので喜ばしいです!
例大祭メインの活動となるということで、こちらもなるべく参加出来るようにしたいと思います

描きたいものを描く。一見簡単なようでいてなかなか出来ないことかもしれませんね。特に長くWeb上で活動とかしてるといろんな人の感想やら意見やらをどうしても意識してしまって知らずと自分の意にそぐわないモノを量産してしまってたり・・
「なんかこの人、最近表現が過激になってきたなぁ・・」って思ってた作者さんがいきなり投稿をパタリとやめてしまったり、いきなりアカウントを消したりなどという事態もよく見てきましたが、実はこんな葛藤があったのかもしれません・・
イソップ童話の『ロバを売りに行く親子』の話しじゃありませんが人の意見に耳を傾けすぎると自滅しちゃうということなのかも。人が喜ぶものが必ずしも自分の好きなものとは限らないし、店長の言われたようにそれぞれ人が育ってきた(人生を過ごしてきた)環境が言わせる言葉だから参考程度にしておいたほうが良さそうですね
根が真面目じゃない自分は人の意見なぞあんまり聞かないからこれからもダラダラ描き続けそうですが

店長殿のお仕事、同人活動の発展をお祈りしております!
  1. 2015/07/25(土) 12:46:19 |
  2. URL |
  3. 小猫 #no8j9Kzg
  4. [ 編集 ]

言葉がふさわしいか悩みますが、コミケ卒業お疲れ様です。

自分はいわゆる作る側の人間ではありませんので今回の記事に対して何か考えなどを示すことはできませんが、自分は幻想様の作品にはいつも元気を頂いています。

記事の中で作品の前後には悲しい現実が描かれていると書かれていますが、それを意識しないほど温かい人々に溢れている描写が自分にとってはすばらしく、また尊いものです。私の中では幻想様の描く幻想郷が自分の理想の世界と重なっているのかもしれません。

例大祭はどうしても都合悪い日が重なってしまい、行くことができない日が多いのですが、今後も委託等で幻想様の作品を読ませていただきます。
拙い感想を書くことしかできませんが、今後の御健闘を祈っています。
  1. 2015/08/14(金) 00:15:13 |
  2. URL |
  3. 電子の海から名無し様 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:幻想店長
医学や福祉、ボランティアなど、世の中や人の役に立ちたい、良くして行きたい、そんな方々を支援する事を理念とする職業専門絵師です。   
◆お問い合わせ先◆
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