幻想工務店〜東方projectファンサイト〜

東方projectファンのデザイン事務所経営の職業絵師。 幻想店長の絵描きとしての日常やチャリティー、二次創作同人活動の軌跡でございます。

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言いにくい事ですがお願いがあります。

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◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

みなさんこんにちわ。
いかがお過ごしでしょうか。

東京はようやく暖かくなり桜も花をほころばせ始めました。
皆さんの所はどんな感じでしょうか。


さて、今回ですが例大祭9を迎えるにあたってサークル幻想工務店を訪ねて下さる皆さんに
少しお願いしたい事がございます。

正確には全てでは無く一部の方々にですが
もしかしたらその方々にとても不快な思いをさせるかもしれません。

まずその事を先にお詫び申し上げたいと思います。



ただ、

この問題は私だけではなく多くのサークル参加されている方々が
同じ悩みを抱えつつもとても言いにくい事なので押し黙っている事でもあります。

中にはその事がストレスとなりサークル参加を出来なくなってしまったと言う
お声もあります。
私も問題になってきている一人です。

ですので今回は私はそれらの声を代表し、
確実にかなりの方々を敵に回す事を覚悟して
あえてこの場にてその事をお伝えしたいと思います。
お買い物


私がお願いしたいという事、
それは
今度より本やグッズを持ってごあいさつに訪ねて来て下さった方々と
本の交換をさせて頂くのは
私個人もファンで応援させて頂いております一部の方達のみとさせて頂きたいという事です。


申し訳ございませんが訪ねて下さった全ての方々との
本の交換は控えさせて頂きたいと思います。


私も3年も本を出しておりますと少しずつ認知度も上がって行き
もったいなくもイベント毎に本を持って
ごあいさつに来て下さる方も増えております。

皆さんお一人お一人が一生懸命お作りになられた本を私に読んでほしいと
わざわざ来て下さる事はとても光栄で感謝するべき事であり、
お断りする事は「何様のつもりだ!」と言われても仕方のない事です。

ですが、
その本も10冊前後なら余分に刷られた分もありますし
よろこんで交換させて頂きたいのですが
30〜40冊にもなって来るとさすがにちょっと笑い事ではありません。

私にも毎回新刊を読んでほしい同人作家さんが何名かおりますので
私自身も訪ねて行く事もあります。
ですので人の事を言えた立場ではありません。


それでも本やグッズを持って来られれば口ではいいですと言われても
渡さない訳に行かない状況もあるのです。

以上の事情により
今後は私は全ての方々に本を差し上げられませんので
どうぞご理解とご容赦くださいます様よろしくお願いいたします。


※なお、今後は余分に刷られた分から差し引きし、
あらかじめ何名までと決めて本の交換をさせて頂きたいと思います。

テレビっ子


☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚

さて次に、
ここまで散々勝手な言い分を話させて頂いておいて
この様な事を言うのはなんですが、

本や作品を持ってあいさつに行く事によって新たな出会いや交流が生まれる事を
考えましたら、本の売り上げなどでケチケチする事は逆に損をしている
とも言えますのでこの慣習自体を私は否定をしておりません。

その事によってそれ以降
応援したくなった方も私にも何名かおります。
逆に訪ねて行って以来のお付き合いもあります。


例えば絵や構成はけっしてうまいとは言えなくても毎回
とても丁寧にお話を作り、投げやりにならずに最後まで描き上げる方もおり
私はそれをとても楽しみにしております。


同人誌、同人作品とはプロの世界には無い面白さが私はあると思います。
いやこの場合は「面白さ」と言うのは正確では無いかもしれませんね。

何と言いますかプロの仕事よりも作品から描き手の姿がよく見えると言いますか。
先にあげさせて頂いた方も作品から描いたその方の様々なお人柄が伝わって来ます。

「ここの部分で話をどうまとめるか迷ったんだな。」
「ここの構図や表現がうまく行かなくて苦労したんだろうな。」
「でも最後まで投げずに頑張ってまとめあげたな。」

完成度うんぬんより微笑ましいなと見てて清々しい気分にさせられます。
神と鬼 親子


アマチュアの方が何かを作り上げる事は大変な事です。
たぶん私よりも何倍もハードルが高い事でしょう。

ですが私はそれがわかっていても
投げやりで描いた作品、どこかで散々見たような
はやりの同じネタをねじ込んでお茶を濁そうとしている作品、
本文よりも長いみっちり書かれた言い訳だらけのあとがき
何のテーマ性も脈絡もないイラスト集などを
残念ながら私は楽しむ事は出来ません。


自分は楽しんで描いたから見た人全てが
自分と同じ様に楽しいと言う訳にはいかないのです。

私とて何度か匿名でお叱りのお便りを頂いております。
イベント会場でもっとああしろこうしろ、全然わかってないと説教をしていく方もおります。
「前にあれだけ忠告してやったのに全然反省してない。」等々・・・


作品は作品です。
描いた本人が何を思って描いてもどんな事情があろうとも
作品を読む人はその事情とは関係なく
その作品を読む事で気持ちが左右され何らかの感情を抱きます。


当たり前の事ですが、
だから皆さん会場で、本屋で、自分の好みの本を探し求め
それ以外は手に取りません。

私もその一人です。




毎回、
いろんな方々が様々な本を持って訪ねてくださいます。
普段では絶対に手に取らない傾向の本も結構頂きます。

そんな中には、かなりの割合で猟奇的な内容の作品もありました。
キャラ達を精神的に追い詰めたり、薬漬けにしたりして自由を奪い
支配したり、奴隷としたり、性的凌辱の限りを尽くしたり、
時には手足をもいだり、望まぬ子供を孕まされたりなど
尊厳を踏みにじる事に喜びを見出している様な、、、

33オネンネ

その本を下さった方の趣向は問いません。
ですが私はそれらの本の、鬱な内容をとても楽しむ事は出来ませんし
共感を求められても無理な話です。

酷な言い方かもしれません。
私自身の許容の狭さも認めます。
ですが、
私個人はそういう物を心の底から嫌悪します。

私は仕事柄、
残虐非道な男達に心身を傷付けられた、望まぬ子供を身ごもった、
生まれてきた事を望まれなかった、子供を産めない体にされた。
それ以外にも病気や事故で望んでも子供が授からない、
そういう現実に打ちのめされる方達の症例を何度も見聞きし、
それを絵に起こしても来ました。

それはその方達の苦しみや悲しみに向き合う、
涙と嗚咽に耐えながら描くと言う過酷で修羅な作業です。

バスと赤ちゃん

描くなとは申しません。
楽しむなとも申しません。

私も十数年、絵と己の人生と向き合ってきた人間です。
時に猟奇的なものを描く事や見る事によって癒される傷もある事、
一時的にそういう物が必要な人や時期がある事を私はよく存じております。

ですがそれでも、私はそういう作品を好んで読みたいとは一切思いません。


同人誌には商業誌、プロの世界には無い自由と楽しさがあります。
私もプロでありつつも同人誌を描く、そんな一人です。

お一人お一人の自由を否定する気はございません。
ですからどうか、


私にも楽しむ物を選ぶ権利を認めてください。



サークル幻想工務店
代表:幻想店長
アリスサークルカット


◆リンゴの魔術師さん

コメントありがとうございます。
「交換」という部分だけで言うと確かにリンゴは難しいですね。
最初に彫ったリンゴがイベント終了の頃にはもう色がくすんでましたしね^^。

コピー誌やお土産とは色々考えてますね。
それらの心遣いが良い交流の輪に繋がって行くといいですね。

まあ、私も今回の記事はとても心の狭い言い分だと言うのもわかったはいるんです。
でも誰もが楽しむためには、気付かずに誰かを不快にさせている人、迷惑をかけている人を
横行させてはいけないとも思っております。
それでは、
マナーを守っている人、気の小さい人に我慢を強いる様な物です。

たまにスペースで作家に対してあれこれ説教じみた講釈を延々と垂れ流しているお客もいます。
明らかに作家や売り子さんが困っているのにです。

それはもうプロの客商売の範疇、
アマの同人作家さんや売り子さんにプロの接客を求めるのは間違いです。


私は仕事や活動柄、あらゆる立場で人に会う機会があります。

時に営業として、時に生徒として、講師として、司会として、相談者として、代表として、
もてなす側として、もてなされる側として、時に友人として・・・


私は、
あらゆる立場の思いを知ってると言いませんが無知という訳でもありません。

だからあのイベント会場のあの場にいる人達も皆それぞれの立場と思いで
あの場に集っていると言うのも何となくわかります。

好きな物を形にしたくて、同人誌で稼ぎたくて、社会のストレスを発散したくて、
自分の趣味を分かち合える友達が欲しくて、

ただただ、誰かに友達になって欲しくて、、、


皆、それぞれにそれぞれの思いを胸にあの場に集っています。
私には到底受け入れ難い趣味のコミュニティーの輪の方達も
逆にこういう場でようやく同じ趣味の友達が出来たりしたのでしょうから
受け入れられはしませんが素直に良かったですねとは思います。


リンゴの魔術師さんの作る輪がお一人お一人の日常に活力を持って帰れる
素晴らしい輪になって行く事をお祈りしております。


◆小猫さん
お便りありがとうございます。

小猫さんの御本はいい作品だと思うんですけどね。売り出し方ひとつでコンスタンスに売れても
おかしくないと思うのですが・・・
よろしければ残っている本をまたウチで並べてみませんか?


私はご存じのとおり、ものすごい堅物ですがだからと言って
オヤジのエッチな小話が嫌いなわけじゃありません。

ただ、ちゃんと分別がある人が描いている物だけですけどね。
正直ちゃんと大人の分別があってエッチなオヤジギャグが描けていると
私が思える方は小猫さんを含めて二人しかおりません。

小猫さんには今後もほのぼのオヤジギャグ路線を突き進んでほしい物です。


本の交換に関してはやはり私も先に買ってからと言うのはよく考えますし実際に何件か
最初の挨拶の時はそうさせて頂いております。
それで困らせてしまった事もありますが・・・。



ただ、
同人誌を出す目的が誰もが一緒じゃない事を我々は忘れてはいけません。

小遣い稼ぎが目的の人もいれば、
なんとこれで生活をしている方も結構いるそうです。

一方、本を交換し合う事で交流を楽しんでいる方々、
それを楽しみに参加している方もいます。


私の意見はあくまでもそんな様々な立場の中のほんのひとつです。
ですからこの記事を読んだ皆さんには、
可能なら少し、そんな色々な部分に目を向けていただければなと思います。

どうか、
自分以外は自分へのサービス提供者と言う勘違いはされぬ様にして頂ければと思うのです。



◆ 鈴時さん
お便りありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ございません。

まだ桜は咲いていますでしょうか^^


「交換」という事に関しては先の方のお返事にも描かせて頂きましたが
その理由や目的は様々です。
スペースを構え、「来てください」というスタンスをとっている以上
私共、スペースに立つ側の人間は甘んじて受けねばならない事もございます。

本を描いている以上はやはり「本を持って行かなきゃ失礼かな・・・?」
とも思っちゃうのは仕方のない事です。
あと、気になる作家に自分を覚えてもらいたいと思うのも。

今回あえて皆さんが触れづらく、声に出さなかった所にあえて切り込んだのは
意外にもこのブログが多くの方々に読んで頂けているという事、
イベント会場でお会いする方々の一部が失礼ながら
かなりの作家陣にストレスを強いる行いを無自覚にしているなと感じてもいたからです。


私は描く側と言う立場から、
おとなしくとも一生懸命に面白い作品をちゃんと作って、みんなに読んで頂きたいと言う作家達を
守る立場にありたいと思っております。

私はファンを大事にしなければならない立場である事を自覚しつつあえて言わせて頂きたいのは
どうかその作家のファンだと言うのならその作家が作品を描来やすい様に
してあげて頂きたいという事です。
もしくは描く気をなくす様な事をしないで頂きたい。

そして、私はあえて今後はこの本となら交換させて頂きたいと思った本のみに
自分も本をお渡しすると言う姿勢を取って行きたいと思います。
それで、心証を悪くするのならそれまでの事です。でも、これが広まり
慣習となって行けば今よりきっと良い関係を皆さんが築いて行けると私は信じております。


今後も皆さんに楽しんで頂ける本を発表出来る様に頑張りますね^^



◆以前サークル参加されていたお客様

ご意見ありがとうございます。

色々と葛藤なさっていたようですね。
本を持って来る事は多くの方には悪意がある訳はありませんし
そこは責めるべき所でもありません。
本を渡される事や交換する事がうれしい方もいっぱいいるのですから。


でもだからこそ、その悪意のない行為に一部の受け取る側は苦しめられてもいる訳です。
私にも以前から毎回本を持ってきて下さる方ででも、
残念ながら一度も読んだ事の無い本が何冊もあります。

こんなところで暴露するのも大変心苦しいのですが毎回頂く本の中で
最後まで読める本は実の所、片手で数えられる程しかないのが現状なのです。

そして2度3度読み返すのもそれらの本ぐらいなんです。
失礼ながら殆どは
1ページ目で読むのが辛くなり・・・3ページも読まないで本を閉じてしまいます。

申し上げにくいのですがそれが現実なんです。
そしてそれは近からず遠からず、多いか少ないか、でも確実に複数の作家さんが抱えてる問題なんです。


どうかそれを、
皆さんにわかって頂きたいのです。
よろしく、お願いいたします。


例9ポスター
※個別のお便りの皆さんへは後日必ず、少しづつですが返答させて頂きますのでもうしばらくお待ちください。
  1. 2012/04/06(金) 12:50:39|
  2. 幻想工務店は考える
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私のお話づくり 〜その2〜

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◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

みなさんこんにちわ。
いかがお過ごしでしょうか。

東京は今、雨が降っております。
光熱費がかかるのでそろそろ暖房は消したいのですが
仕事するにはまだ若干寒いですね。
色紙ケロちゃん


さて、今回は「私のお話づくり 〜その2〜」というお話です。

そうなんです。
以前にもしてるんですよ。こんな話。
で、またそういうお話をしようかなと。

私が東方projectに出会ってもう5年ほどになり
同人誌を描き始めて3年ほどになりますが
早い物でもう5冊ほど発表させて頂いております。

3年で5冊は多いのか少ないのかはわかりませんが
まあよくも描いた物だと思います。


毎回、そんなに多い訳ではありませんが
とても熱い感想を寄せて下さる読者の皆さんもいて、とても感謝しております。


そんな中でも割合として意外と多いのが
実はお話の書き方についての質問です。
年間を通すと結構コンスタンスに。
もしかしたらほかの同人作家さん達も同じかもしれませんね。


その方々にはお一人お一人に個別に返信させて頂いておりますが
今回はそれらをちょっとまとめてと言いますか
それらを振り返ってみてお話をしてみようかと思います。


まずですね。
「どうやってそういう話を考え付くんですか?」
と、総じて皆さん聞かれるんですが、


どうやって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と言われましてもね。

たぶんですね。皆さんとお話の考え方の根底は変わらないんですよ。
「好きなものを好きな様に詰め込んで好きな様に描く。」

それは皆さんもそうな筈です。
神と鬼 親子


好きな東方キャラを使って
「こんな話が描きたい。」
「こんな姿がみたい。」
「こういうシーンを描きたい。」
「こんな物を作ってみたい。」

そして「作った物に対しての相手の、周りの評価を見てみたい。」



私はですね。
そんな中でもたぶん
「作った物に対しての相手や周りの評価を見てみたい。」
そこが強い部類なんですよ。
つまりそれは
「褒められたい」という事なのか?

否定はしませんよ。
でもただ褒めて欲しいからと言うのとは少し違うと思います。

私がお話を描く時に、特に考えそしてこだわるのは
「誰に向けて」「どんな物を」「どんな風に楽しませたいのか」

こういう所です。
輪投げ



料理みたいな物ですね。
例えば
誰かに料理を作る機会があったとしましょう。

家族に作る料理、友達に作る料理、子供に作る料理、お店でお客に作る料理、恋する人に作る料理、
みんな作る物もこだわる事も違いますよね。


家族の健康を考えて。友達にいいとこ見せたくて。子供の喜ぶ笑顔が見たくて。
お客に認められたくて、好きな人に振り向いてもらいたくて。


そして料理はやっぱり自分が好きな物(嫌いじゃ無い物)を作りますよね。
そして
それを人に作ると言う事は
つまり
みんなと自分の好きな物を一緒に「おいしい」と共有したい。

そういう事であります。
みんなでごはん


私の本を読んで下さっている方は皆さんお気づきの事と
思いますが、私の本の中には様々なパロディーがありますよね。

ジブリ映画のパロディーだったり不二子マンガのパロディーだったり。
それがつまり私が好きで皆さんと共有したい「好きな物」なのです。

そしてお話を作る際には
「大長編ドラえもん」の様な話が描きたいな。と言う思いもあります。

それはただキャラを出したいとかあのお話のパロディーがしたいという意味では無く
いつも見てるドラえもんの別の側面の物語が見たいなと言う気持ちと
言った方がいいかもしれませんね。


毎週見ていたドラえもんが年に一度の映画の中では

みんな力を合わせて大きな難題に立ち向かっていき
必死の攻防の中で無力感や挫折感や深い絶望に心折れそうになっても
努力や友情や思いやりの気持ちでその壁をぶち破って
そして、みんなが幸せになる。

私は東方キャラで毎回そういうお話が描きたいと思っております。


もちろんパロディー自体も楽しんでおりますよ。
大好きな世界観をあれやこれやと幻想郷につなぎ合わせたり
持ち込んだり。

便利ですよね。「幻想入り」って。^^
冬p06


さて今、
幻想入り」と言うキーワードが出ましたので
これを使って私が解釈する幻想郷の世界観についてお話をさせて頂きたいと思います。

頂くお便りの中で何と言っても一番多いのが
「世界観と世界設定が好き」と言う感想が多いからです。

ありがとうございます。


幻想入りと言うのには色々な解釈があり皆さんその解釈によって色々なお話を描いておりますよね。
私もその一人ですが、
私にはその中にいくつか外せないルールがございます。

それは、
「忘れて欲しく無いモノ」
「忘れるには惜しいモノ」
「また還って来てほしいモノ」
「価値あるモノ」
「忘れてはいけないけど忘れられているモノ」

幻想郷に流れ着くのはこういう物だけです。

ファミコン世代


リーマンショックによって近代文明のあらゆる産物が
流れ着いたと私は勝手に自己設定をぶち立ててますが
私は何もかも幻想郷に放り込んではいません。

一言で申しますと「忌むべきモノ」は私の描く幻想郷には
一切存在しません。

ここは確かに原作と大いに違うと私も認める所ですが
幻想郷を忘れられたモノ達の行きつく所と言うのなら
そこはそんな者達の安らぎの場であって欲しい。

危険な人食い妖怪でも人を食べなくてもいいくらい、
それ以上の優しい家族の温かい愛情に包まれていて、
神も悪魔も妖怪も人間もみんながみんなお互いを認めていて
お互いを必要としていて、、、
ルーミアとグラタン

自分の欲望の為に誰かを傷つけたり、抑圧したり、支配したり、搾取したり、凌辱したり
そんな事をする様なモノは決して辿り着く事の出来ない世界として
私は幻想郷を描いております。

そもそも現実にそういう事件があふれ返っているのに忘れられている訳が無いでしょう。
ねえ?

それらを土台として描いているのが
幻想と紡ぐ日々」シリーズです。

なぜ、そんな細かい裏設定なんか用意しているのかと思われたかもしれませんが、
まあ一言でいえばそういうの考えるのが好きだからと言うのもありますが、
私は、
「そんなモノが無くたって人は生きる中で様々な困難、ドラマの中で一生懸命に生きている。」
という事を思うのです。

悪事を働こうとしなくても事故を起こし加害者になる事もありますし
思わぬ病にかかってしまう事もあります。
天災によって不条理をこうむる事だってあります。

それについては今、皆さんはよく知っている事と思います。



大家さん




同人誌を描くという事によってと言いますか東方にかかわる様になってから
いろんな人と関わり、時にお便りで、時にイベント会場で直接
いろんなお話を伺っております。

本の感想もあり、中には深刻な悩みあり、本当に様々です。


そんな中にこのような共通のお悩みが何件かございました。



pixivで
閲覧数とコメントが欲しくて、ついコメントをくれる人に煽られ
R-18ばかり描いてしまい
今では毎回R-18でランキング入りする様になったが
帰って来る反応やランキング入りしなくなるのが怖くて
R-18以外描けなくなったとの事です。

その後、彼等がどうしているかはわかりません。
今でもこのブログを読んでくれているのでしょうか。

私は思うのですが、
同じ様な悩みを抱えている方は実は結構、多いのではないでしょうか。

040010248059-4p.jpg

もしそれで本当に悩んでいるのならば
一言、
「描かなければいい」
それに尽きますが
彼等にとってはきっと難しい理由があるんでしょうね。

私も男ですのでR-18は好きですし見もしますが
そういう物は描きませんし
そういう話題では一切盛り上がらないし
話を合わせようという気もございません。

「別に自分は好きでR-18描いているし」
そういう事をハッキリ言われた方もおりましたね。
好きで描け、それでちゃんと人間関係が構築できるのなら
その方はそれで大丈夫でしょう。

もし、そうじゃないのならどうか無理はしないでくださいね。


私は子供の頃から堅物でよく
「いい子ぶるな」と煙たがられましたが
でも、
だからと言って無理して
「悪い子ぶる」事もないんですから。




今後、pixivでもその他のお絵かきサイトでも同人誌でも
もしこれから何か描いて公開してみようと言う方がいるのなら
皆さん、これだけはちゃんと自覚しておいてください。

閲覧数もポイントもただの数字です。それは一番に相手にするべきものではありません。

そして、こちらがなにを考えていようと描いた物があなたの全てです。
描いた物を見て周りはあなたを判断し評価します。

例え望まなくても描いた物に引き寄せられた人達が
あなたとその描いた物が「好き」を
あなたと共有したいと言う輪が出来ます。

それはやがて、あなた自身のブランドカラーとなって行く事でしょう。


もしその中で急に方向転換したくなってもその輪はそう簡単に
カラーを変える事は出来ないでしょう。


描く気は毛頭ございませんが、
もし私がR-18の同人誌を描いたとしたら今まで訪ねて下さっていた
男女子中高生や親子連れの皆さんは間違いなくほとんど来なくなるでしょうね。

クレームのお便りはいっぱいもらう事になるでしょうが・・・。

まあ、そういう事です。




さて、
あなたが描く事によって望むのはどんな人達との
何を共有する輪なのでしょうか。


私は幻想郷の住人達がみんな幸せな世界を描き続け
これからもそれを共有してくれる皆さんと
そんな輪を広げて行きたいと思います。
いっぱいお食べ




願わくば
やがてチャリティーボランティアの輪も深く強く広がって行きます様に。


サークル幻想工務店
代表:幻想店長
おかんとちびっこ

◆上海さん
お便りありがとうございます。

確かに好きな物を好きな様に楽しめたらいいですよね。
ただ、私が気にしているのは
人間と言う物がそんなに賢く自分を切り替え、完璧に住み分け、バランスをとっていられる程
器用には出来ていないという事です。

以前、
「魂の座」というお話でも書かせて頂きましたが人は自分の魂を置いている場所で
否応なくそこを基準に周りの物事を考えます。

例えば、魚釣りが好きなAさん、Bさんがいたとしましょう。
同じ「好き」でもその楽しみ方が知らず知らずにその人の人格を左右していきます。

 ●Aさんは釣りが好きである事から
  やがて魚の生態を考え、自然環境に目を向け海を汚さない為に
  生活排水を気にしたり、それによって清掃活動に参加したり
  さらには海に流れる栄養を考え川の上流に栄養豊かな森を作ろうと
  植林をする活動に参加したり、またその活動の意義について社会に広く声を上げ発信したり。

Aさんは釣りが「好き」で釣りを楽しみ、釣りを通じて様々な活動も楽しんでいますね。
そしてその活動の中で人格も行動も形成されていってますよね。

ですが同じ釣りを楽しむでも

 ●Bさんは釣りをしながら海に煙草やゴミを平気で捨てて行ったり、
  立ち入り禁止の場所に監視の目をかいくぐって忍び込んで釣りをしたり
  養殖場に潜り込んでそれが犯罪と分かっていても平気で釣りをしたり、
  また、そうすればでかい魚が釣れると何の罪悪感も無くむしろ得意げに人を誘ったり、
  当然、環境問題や生活排水の事などまったく気にしてなかったり、、、

Bさんも釣りが「好き」である事はAさんと変わらない筈なのですが・・・
そしてそんな生活の中で彼の人格も行動も形成されていってますね。

どうでしょう?
釣りひとつ楽しむにしても楽しみ方、生活ひとつで
自然とその人の人格も左右していくと思いませんか?

それは同時にその人の「好き」と言う気持ちも知らず知らずに左右していくとは
思わないでしょうか?

そしてAさん、Bさんの周りには果たしてどんな友人関係、
コミュニティーが出来上がっているでしょうか?

評価を気にすると言うのは言ってみれば
釣り友達とどう釣りを楽しむかという事です。

釣り禁止の場所で平気で釣りをしたり海に平気でゴミを捨てれる人には
Aさんのコミュニティーは居心地が悪いでしょう。

釣竿を振る時に周りの人達に当たらないか気を付けたり
帰る時、自分が出した訳でも無いゴミを拾って返ったりする人は
Bさんのコミュニティーはやはり居心地が悪いでしょうね。


何が好きかは自由です。
でも何をどう好きになり、好きになって行くかは
案外自分で自由には選べない物です。

そして周りの友人が自分に何を求めているかも。



器用ならいいのかもしれません。

でも、無理はしてほしくないですね。
そして無理強いもしてほしく無い物です。



一緒に楽しむ

友達と言うのなら。




◆小猫さん
お便りありがとうございます。
構図などの技術面に関してはそれはまあ専門家だからの一言ですね^^
でも所詮は、
絵を描くだけの専門ですので、そこから一歩離れると私など
本当にずぶのシロウトになってしまいます。
印刷の寸法とかなんでそんな訳のわからない数字を憶えられるんですかと聞きたくなっちゃいますよ。(*⌒∇⌒*)



幻想と紡ぐ日々」の世界観に関してはもうあれは完全にどらえもんのパクリですよ
東方版どらえもん。

だからたぶん小学生から大人の方達、多くの皆さんに親しんでもらえてるんだと思います。


幻想郷という何もない世界に近代文明と言う未来の世界と道具がやって来てその世界で
色々な便利な道具に囲まれて東方キャラが生活をしている。

かつて子供の頃にドラえもんで味わったわくわく感を覚えながら描いております。

「あ、うちと同じ様なガス湯沸かし器で神奈子様が洗い物している!」
みたいなね^^



私が幻想郷に持ち込みたい一番の
「忘れ去られた物」は
子供の頃の純粋で夢と希望に満ち溢れた明るい未来へのわくわく感なのかもしれないなと
不意にそんな気がしてまいりました。


またいつかゆっくりお話がしたいですね。(o^∇^o)ノ
色紙14

  1. 2012/03/17(土) 16:51:25|
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  4. | コメント:2

がれきのピース

皆さんこんばんわ。
いかがお過ごしでしょうか。

もう3月ですね。
お雛様はもうしまわれましたか?


さて、今回はいつもと少し違って
このブログを読んでくださっている皆様に
ある記事を読んで頂きたく思いましたので更新しました。


その記事のタイトルは
◆「がれき持ってピース」に葛藤――“被災地観光”の現実◆

冬p06


皆さん、まずこのタイトルを見て何を感じたでしょうか。





・・・このタイトルを読んだ瞬間、私はある事を思い出しました。

それはもう十何年も前の事です。
私はある被災地ボランティアとして参加し地区のリーダーというお役を頂き
日本全国から来たボランティアに参加したいという方達を出迎え、
作業内容を説明したり、人数を振り分けたりという仕事をさせて頂いておりました。

当時はまだネットも普及してない時代ですので
情報も少なく、来る方達の中には少々頓珍漢な装備で現れた方達もおりました。

どこからだったでしょうか、
土地の名産がしゃもじなのだとかで、そのしゃもじで被災地の支援をしたいと
バス2〜3台分全員がしゃもじを持って現れ、私は
「まず、しゃもじをしまってください。」とお願いしました。

それでも
困っている人達を助けたいと言う気持ちはとてもありがたく
そしてバス2〜3台分の戦力はとても大きな力となりました。

早朝

ですが、
そんな被災地に来るのは皆が支援が目的と言う訳ではありませんでした。
ある日、
私達が泥だらけになってがれきやゴミを片付けている所に
少々不釣り合いな真っ赤なスポーツカーの様な高級車が
とても大きなエンジン音を鳴り響かせてやって来て、
その中から若い奇麗でオシャレな格好をした20代ぐらいの若い男女4人が現れ
キャーキャー言いながら私達の前まで来て私達をバックに
「イエーイ!」と言って写真を撮ると
さっさと車に乗り込んでまた爆音を鳴り響かせて猛スピードで走り去って行きました。


そこにいた私達ボランティア数十名はしばし言葉を失い唖然としてしまいました。



ツーリング



・・・私は
◆「がれき持ってピース」に葛藤――“被災地観光”の現実◆
と言う
タイトルを見た瞬間、当時のその事件を真っ先に思い出し
いつの時代にもこういう人達はいるんだなと悲しい気持ちになりました。


この記事は
私達に何を語りかけ、何を考えて欲しいと投げかけているのでしょうか。




もう間もなく、あの3月11日
東日本大震災から1年です。
この記事はきっと読む方々お一人お一人に様々な思いを引き出してくれると思います。

よろしければこの一年のご自分を振り返る材料に読んでみてください。


◆「がれき持ってピース」に葛藤――“被災地観光”の現実◆
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120307-00000003-trendy-ind&1331091813


早苗ルーム



・・・あの日、

私達をバックにピースをして写真をとって行った方達が
いつかふと、
あの写真を見て
当時の自分達を少しでも恥じ、
少しでも前向きになってくれていればいいなと

あの日泥だらかになって被災地支援に打ち込んだ方達が
その体験を糧に
より良い人生を生きていてくれればいいなと

私は



そんな事を考えてしまうのです。





サークル幻想工務店
代表:幻想店長


◆かずや(京ヤワ)さん

お便りありがとうございます。
私は鉄道は詳しくないので最初いまいちピンときませんでしたが
お話を伺って学生時代当時の事を思い出しました。

阪神淡路大震災当時、学校に行く電車の通学路に神戸にアクセスする路線があり
朝の通学時に私の住んでいた町で支援物資を大量に仕入れ
神戸に向かう人達を何度も私は見た事がありました。

それを見て
「ここからあの被災地に繋がっているんだ、、、。」
と、おぼろげに思い、
そしてそれがなんだか日を追う毎に怖くなって来たのです。

今思い返してみてそこに罪悪感が内包されていた様な気がします。


今は仕事の都合もあり東京に住んでおりますが
JR常磐線というフレーズに「あれっ」と気付き地図を開いてみました。


「ここと被災地は電車一本でつながっているんだ・・・」
と気付くとまた当時の気持ちも引き戻されて来た様な気がします。


「何もしなくてもいい。見るだけいい。それが大事なんだ。」
と、仰った方の気持ちがわかる様な気がします。

私もあの日の思いを心の奥底に抱えて今を生きております。
そして今こうしてチャリティー活動をライフワークとしております。

どんな形であれ、3月11日を、1月17日阪神淡路大震災を、そして戦争を
日本に生まれ、生きてきたこの国の一員として
忘れないでいたいものですね。



◆ 小猫さん

コメントありがとうございます。

ボランティアをしたいというカップルの気持ち。
発するトコロは善意である事は間違いないでしょうが
難しいですね。

ですが、
酷な言い方をする様ですがそのカップルの行動は軽率ですね。
ハッキリと言いますとそれは「優しい暴力」です。

今はどうかはわかりませんが昔のボランティアの現場にはよく
「お金はないけど被災地の為に役立ちたい」と言う
大学生〜中学生ぐらいの学生ボランティアがかなりいて
彼らの食費等で経費が莫大に掛かってしまい現地の人達を逆に苦しめたと言う例もございます。

彼等の志は褒められるべき物ですが彼らの起こした結果は怒られるべき物です。

ですから
その当時のボランティアリーダーの方の判断は非常に素晴らしいと思います。


私も今回の東日本大震災に関しては過去の自分の経験と今の自分の立場を考えた上で
今の結論に至ってます。
見る人が見ればきっとまだまだ穴だらけの活動だと思います。

私もボランティアをしたいと思い、そして行動する以上、
常に学び続ける自分であらねばと思います。

何かよいご提案がありましたら何卒ご指導ご鞭撻をお願いいたします。
  1. 2012/03/08(木) 22:57:12|
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それからどうするの?

おはようございます。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

2012年も明けたかと思えばもう2月ですね。
みなさん豆はまきましたか? 恵方巻きはかぶりましたか?

年賀たつ年


私は年がら年中、仕事仕事の仕事人間なので数字の上でしか時の流れを
感じる事は出来ませんが一般の社会人の方達、学生さん達にとって
2月とはどんな時期なのでしょうか?

もうすぐ学年も上がりクラス替え、もうすぐ卒業、もうすぐ受験
早々に進路を決めた方ももうちらほらと出てきているのでは無いでしょうか。

社会人にとっては人事異動やらなにやらがあるんでしょうか。
とりあえずデザイン事務所経営
個人事業者の私はここの所、仕事の合間を縫っては青色申告の為に
計算計算打ち込み打ち込みと頭の痛い毎日です。

そんな中
ふと、毎年と何か違うなと気付いたのは
寄付金」の領収書がいつもより多い事でした。


「この1年を通してこんなにあれこれ寄付をしていたんだな」と思い、
ついこの前の様に感じていた3月11日、東日本大震災との間に
これだけの時間が流れていたんだと不意に実感した瞬間でもありました。

毎月11が並ぶ日には
「ああ、あれから何か月が経ったんだな」と
毎月思いを巡らすのが当たり前になって来ていましたが
来月でもう1年になるんですね。


私はこの一年、今までになく強く感じる様になった事があります。
それは
「生かされた」と言う思いです。

孤独

これは具体的にどういう事かと申しますと

生きる事を神様か誰だかに許されたとか許されなかったとかそんな
小難しい事では無く、

ただ、、、、

ただただこの一年、
自分の人生を生きられたんだと、
この事実に
自分は全面的に感謝しなければいけないんだと言う
そんな思いです。

皆さんに伺わせて頂きたい。
それはこの場にて申告をして欲しいのという要求ではありません。
よろしければ
自分自身に問いかけてみて頂きたいのです。

「この一年、自分は何をして来たのだろうか?」と

5482496.jpg


さて、前置きを長々としてしまいましたが今回は
「それからどうするの?」
というお話です。


皆さん、
普段、生活の中でどんな場面でこの言葉を耳にしますか?
もしくは口にしますか?

まあ様々あるでしょうが
「それからどうするの?」は
ありとあらゆる場面で私に語りかけて来るのです。
例えば
私に身近な事でいえば絵を描く事、仕事の事。
色紙12

私は小さい頃から絵を描く事が常に自分の中心にありました。

小学生の頃から剣道、柔道、波乗りと、意外と体を動かす事が好きだったのですが
それでも絵を描く事は私にとって特別でした。
おかげで
今こうして医学や教育専門のグラフィックデザイナーなんてやってるんですが。
ここに至るまで
あらゆる節々で「それからどうするの?」の連続でした。

絵描きになりたい。
じゃあ
「それからどうするの?」

絵描きになった。
じゃあ
「それからどうするの?」

芸術がとか、感動がとかあいまいな事より
もっと具体的に
世の中に役に立つ絵描きになりたい。
じゃあ
「それからどうするの?」


まあ、こんな感じで。
大雑把にいいましたがでも人生そんなに単純ではありませんよね。

それで食べて行けるのか。
自分だけじゃなく家族を持ったら養って行けるのか。
この先、
もし人を雇ったらその人の生活を保障していけるのか。
それを維持していけるのか。

食べる時は食べる事に集中なさい


理想と現実は違うとよく言いますよね。
私もそう思うしそれを実感する毎日でもあります。
かろうじて理想通りなのは
理想の仕事をまだ追い続ける自分でいられているという事ぐらいです。


仕事の話だと分かり辛いでしょうかね。
では、
このブログを読んでくださっている方達に
わかりやすいのではないのかなと思う例えとなりますと
同人誌活動についてでしょうか。

私が同人誌なんて物を描く様になってもう3年になります。
早い物ですね。
本当にびっくりです。
もともと仕事の息抜きで始めた事ですが
今日に至るまで本当にめまぐるしいぐらい
やはり「それからどうするの?」の連続でした。
その連続の結果
同人誌を描く事が私にとってチャリティー活動になりました。

c80用集合ポスター(低解像度)

当然、
ここが終着点ではありません。
ここから更に「それからどうするの?」は続きます。


今の私は過密な仕事の中でそれでも出来る事として
同人誌の売り上げで世界中の被災地に寄付をさせて頂いております。

今のところ、これが精一杯ですが
だからと言って
私は寄付だけすれば、もうそれだけでいいやとは思ってはおりません。

以前、「魂の座」というお話でも書かせて頂きましたが
今ここに自分の魂を置いて見渡す様になって
改めて今まで見えていなかったあらゆる物事が見えて来る様になったのです。


まずは続ける為にはという事。
これからも社会人として責任もどんどん大きくなってきます。
そんな日常生活とちゃんと両立を維持して行く為に創作活動とどう向き合って行くべきかという事。
出来るならば
もっと効果的なチャリティー活動にしていきたいが
じゃあどうすればいいのかという事。

例えば
自分以外にもっと同人活動とチャリティー活動を結びつける人達の輪は
広げられないだろうかという事。

さらには、
この活動をもっと外に向き合い、働きかけられる物に進化させられないだろうかという事です。
それはつまり、同人作家としての自分で社会に向き合い
さらにさらには
同人作家と言う一大コミュニティーとして社会活動に参加する道は
開けないだろうかという事です。

私は
同人誌と言う絵と文章で表現を出来る媒体を駆使できる団体は
あらゆるその他のコミュニティーに働きかけ
その力を活用できる、ある意味ものすごい力を秘めたコミュニティーたり得ると思うのです。
私は、せっかくなら同人誌の力で、同人誌と共にもっと広い世界に打って出てみたい。

そんな一団をゆくゆくは築いて行きたい。

名称未設定 1

同人誌を読む方、同人誌を描く方に私は問いたい。
もしくは創作活動に親しむ全ての方々に問いかけたい。
貴方達は
創作活動をどういう風に楽しみどういう風に親しみ
それによってどういう人達と交流をし
そして
「それからどうするの?」でしょうか。


貴方は同人誌と共にどこへ向かい、どんな人生を生きるのでしょうか?

サークル幻想工務店
代表:幻想店長


●KANDATAさん

お便りありがとうございます。

人間関係と言うのは難しいですよね。
私の周辺でもそういう悩みの話はあちこちから聞こえて来ます。

ここ数年の間に知人が何人か職場の人間関係に限界を感じて辞めたという話を聞かされておりますし、
中には
バイトがきつい、つまんない、バイト先の上司がむかつくと言っては
すぐにバイトをやめて「探せばもっといいバイトなんていくらでもあるし」
とポンポンとバイトを変える友人もいます。

人それぞれに人生観もありますし簡単では無い事情もあるでしょうから
「何が正しい」「何が間違っている」とは軽々しく言えませんが
辞めるか辞めないかという所まで悩んでいるのならば
とにかく
話せる人と話せるだけ話してみてはどうでしょうか。
もしかしたら今まで見えていなかった光明がどこかからさすかもしれませんよ。

人に伝える為に言葉にまとめてみて初めて自分でも気付き受け入れられる事もあります。


辞めるにしても残るにしても出来る限りの事をすればその後の糧になります。
逆に
出来る事をやり尽くさないで次に行く事は
次のステップへのマイナスになる事もあります。


少し話はそれますが
私の知人のある会社の社長さんの話なのですが、
以前、
若い社員さんが一人、会社を辞めた事があったそうです。

その若手社員さんが辞めたいと言っているらしいと重役から聞かされた時、
社長さんは彼を呼び出し訳を聞きますと
彼の教育係にあたる先輩上司との関係がうまく行っていないとか。

なんにしても会社を辞めると言う事は若い彼の人生にとって一大事です。
社長さんは彼に
「結論を急がずあと一週間だけ考えてみなさい。」と
踏みとどまる様に諭しました。

その後、社長さんは遠巻きに彼の様子を見に行ったのですが
どうにも彼の先輩の怒り方や指導の仕方が
もっと言い方があるだろうと言う様なキツイ物だったそうです。

社長さんは注意しようか悩みましたが彼の直属の上司たちをすっ飛ばして
社長が直接現場に口出しするのはどうかという事で一週間そのままで様子を見たそうです。


結局、彼は会社を辞めました。



その後、重役会議にその事が上がり人員補充の話になったそうですが
重役達の辞めればまた補充をすればいいと言う
若い青年のこれからの人生について歯牙にもかけていないその雰囲気に我慢がならず、
重役一同を一喝したそうです。


これは私が事業を立ち上げてしばらくして、
これからどういう風に人材を集め、
育てていけばいいのかと言う話をした時に伺ったものです。


今、KANDATAさんがどういう状況にあるかはわかりません。
ですが、私が絵を志す若者達の幸せを願う様に
きっとKANDATAさんの会社にも若い社員達の幸せを願い
将来を心配している方はいるはずです。


どういう結論を出すにしても考え抜き、
そしてそれが良い未来につながる事をお祈りしております。

生かされている事、選べる選択肢がある事に感謝し
お互いこれからもがんばっていきましょう。

いつか作品を拝見できる日を楽しみにしております。
  1. 2012/02/08(水) 05:44:38|
  2. 幻想工務店は考える
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たかだか風邪を引いた程度で。

みなさん明けましておめでとうございます。
お正月はいかがお過ごしだったでしょうか。

バスと赤ちゃん

さて、昨年末に冬コミにて発表させて頂いた
幻想と紡ぐ日々第6集〜幻想乙女達にお茶の席其之壱〜
が、そろそろ書店に並ぶ頃と思われます。
いつも遅筆なせいでお待たせして申し訳ありません。

また、今回も夏コミからこっち時間がほとんど取れなかった為
16ページとなんともさみしい限りです。
しかも、妖夢編がまた先送りという・・・

冬コミではスペースを訪ねて下さった方々のがっかりされた姿に申し訳ない気持ちになるばかりでした。
中でも
中学生ぐらいの女の子だったでしょうか?
妖夢編がまた流れた事をお伝えした時にがっかりっぷりが
なんかもう夢にでそうなぐらい印象的でした。

流れ的に次はアリス編を描く事になってますが
何とか年内には妖夢編を描き上げたいと思います。

なお、今回も売り上げから
セーブ・ザ・チルドレンなどを通じ
東日本や世界各国の支援を必要とされている方々や
それを支援される方々の活動資金として微々たる物ですが
寄付をさせて頂きました。

売り上げにご協力くださった皆様。
誠にありがとうございます。

よろしければ皆さんも
セーブ・ザ・チルドレンのサイトなど覗いてみてください。

HP⇒  セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

名称未設定 1

さて
前置きが長くなってしまいましたが今回は
「たかだか風邪を引いた程度で。」と銘打ってお話をさせて
頂きたいと思います。

実は冬コミ以降どうやら風邪をどこかでもらったらしく
1月6日現在、まだ回復しておりません。

おかげで正月中は一日で終わると思ってたCDジャケットの仕事が
4日までかかるわ、5日には大学病院での打ち合わせに1時間も
遅刻してしまうわ、、、。
もうボロボロです。

たかだか風邪ごときでなんとも情けない限りです。

33オネンネ


、、、、ですが



そんな風邪の体を背負って深く思いを巡らせ思う事は
たかだか風邪と言っていられるのも
休める寝床があって、
見てもらえる病院があって、
栄養のある食べ物を買える商店があり、商店には食べ物が豊富に並んでいるからであり
そこ行ける交通の足があり道があるからです。

茅の輪

さて、想像してみてください。
過去に被災された経験のある方々、又は戦争を体験された方々は私の想像など遥かに及ばぬ程に
実感を込めて思い描く事が出来ると思われますが、、、。


もし、病気や怪我をして
ゆっくり休める清潔で温かい寝床が見渡す限りどこにも無かったら。

もし、薬やお医者さんのお世話になれなかったら。

もし、食べ物が、それを買えるお店が無かったら。
お店があったとしてもそこに商品が無かったら。


果たしてたかだか風邪と言っていられるでしょうか、、、?


想像でしかありませんが
想像できるでしょうか

そして
果たして耐えられるでしょうか?

もし、一日耐えられたとしても
果たして何日耐えられるでしょうか?

もし、何日か耐えられても
その先もずっとこのままかもしれないと言う状況に置かれたなら
くじけずにいられるのでしょうか、、、?

5193849_m.jpg


今回も私は同人誌の売り上げから活動を継続できる程度の資金を残し
東日本や世界各国の被災地、特に東日本の震災の時に支援の手を差し伸べて下さった
国の方達に思いを馳せ寄付をさせて頂きました。


もっと何か出来ればと思いますが寂しいかな
これが今の私の勇気と力の限界です。


東日本大震災が起こった直後、同じ学校に通っていた
名前も顔もよく覚えていない級友からどういう経路で私の番号を知ったのか
電話がかかってきました。

「委員長なら多分もう被災地に乗り込んでいると思ってどんな感じか聞きたかったんだけど。」

ああ、
みんなの中では自分はそういう風に映っていたのかと
少しうれしくもあり、そして現実の自分に情けなくもなりました。

はたして皆の中では私は「たかだか風邪を引いた程度でへこたれる人間では無い」となっているのだろうか?
もしそうならせめて、この何でも手に入る恵まれた環境の中ではそうありたいと思います。

そして、この恵まれた環境に改めて心より感謝しなければと思います。

おやつ



今年一年も同人誌を通じてではありますが
出来る支援を続けたいと思います。


サークル幻想工務店
代表:幻想店長
神と鬼 親子


◆かずや(京ヤワ)さん

明けましておめでとうございます。
医者ではないですが医療に携わる者として情けない限りです。

私はあらゆる活動に参加している立場上、
国政、区政、市政に携わる方々、それを応援する方々、それを目指す方々
あらゆる立場の方々と時にひざを交え、お話を伺う事も年に何度かございます。

また同時にいろんな職種の方々など本当にいろんな立場の方々ともお話を伺う機会がございます。
中にはリストラをされた方、リストラをせざるを得なかった方、
本当に皆さん、様々な立場でさまざまに苦悩に苛まれ、それに触れれば触れる程に
私は何も言えないと言う事に行きつきます。

それは、資格が無いとかそういう問題ではなく
ただ、己なのだという事。

己が何をすべきなのかという事のみを見つめねばならないという事に行きつくからです。


不思議なものです。
言葉でいくら正義を主張しても誰も付いて来ないのに
己の信じる正義を実践し続ければ自然と人は付いてきます。

動物の親子が言葉を持たなくても生き方を伝えて行ける様に
実践こそが何よりも雄弁なのだと思い知らされます。

ただ、なまじ言葉を持ている分、私達にはそれが難しい。


本当に難しいですね。


これからも微々たる物ですが己の信じる正義を実践する自分でありたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします^^。



◆小猫さん
新年あけましておめでとうございます。
冬コミではわざわざ訪ねて下さり誠にありがとうございました。

正月中は親戚の子供たちにお年玉を配りながら、なんだかな〜とか思ったり、
お金の意味について考えたりさせられました。

まあ、、、
それは子供達には関係の無い事と、
子供達には何も言いませんでしたが・・・^^

ガミガミゴチャゴチャ言われて育った子供がガミガミゴチャゴチャ言う様に育つ様に
甘やかしではなく、愛情を受けて伸び伸び育った子供は
周りに愛情を向ける子供に育ちます。

私は子供達にそんな大人になって欲しいなと思います。
お互いこの恵まれた環境に感謝しましょう。


今、描けるという奇跡に感謝して。
今年もよろしくお願いいたします。


◆リンゴの魔術師さん
あけましておめでとうございます。

今年の正月は仕事持参ではありますが何年かぶりに実家に帰り、
帰った実家はものすごくハイテク化しておりました。

キッチンは母が怪我しないようにとIH化、食洗機、お風呂はボタン一個で湯沸しに温度管理。
脱衣所には脱衣所用ヒーター、トイレはあったか便座。

上京したての頃は風呂なしで人目を忍んで外の井戸で体を洗ってた自分には
信じられないぐらいの至れり尽くせりな住まいでした。

なんで自分が住んでいる間にこういうのを付けてくれなかったんだ・・・


と言うのはさて置き
私は足が延ばせる湯船につかりながら、実家にいる間ずっと考えておりました。
「もし、ある日この全てが奪われ、年老いた両親が寒空の下に放り出されたら・・・」

一瞬にして全てを失うという事の恐怖と理不尽
はたして今の自分にそれを支えられる力があるのかと言う事を考えた時
私は、己はあまりにも非力だという事を痛感せざるを得ませんでした。

風邪も症状が軽くなったら処方してもらった薬を飲むのをやめてしまう人が多いですが
本当は完全復帰するまで松葉杖は必要なんです。

チャリティーも「一度やったからもういいじゃない」というのは
健常者の理屈です。
事実、がれき処理もまだまだ終わっていないのが現状との事ですし
元の生活と考えるならあまりにも程遠い。


たった一本生き残った松に支えられ何とか枯らさない様に必死だった方達の様に
「そこにある」
という事には分かる人にしかわからない重みがあります。

私はこれからも同人界隈に一瞬でも起こったこの灯火を絶やさないで行きたいと思います。


リンゴの魔術師さんも出来る事で結構です。
その心の中に生まれた一本松を枯らさない様にいてくれれば幸いです。

いや、リンゴの魔術師さんなら奇跡のリンゴの木かもしれませんね^^
それでは、
今年もよろしくお願いいたします。

◆上海さん
明けましておめでとうございます。
冬コミではお世話になりました。

確かにいつかは同人誌を描く事やイベントに参加する事そのものがチャリティー活動と
結びついている事が世の中の当たり前になればいいですね。

ただ、お祭りはお祭りです。
みなさん日頃を忘れてあの日を楽しみに来ているのですから何もあの場で寄付やチャリティーを
意識することはありませんし私にはそれを強要する権利はありません。


ですが、あの場でなくてもいいから
どこかで何か機会があった時に
「自分にもこういうチャリティー活動なら続けられるかも。」
と思い、そして一歩踏み出してくれれば
チャリティーの旗を振り続けようとする者にとってはうれしいと思います。

社会人、学生、主婦、みなさん自分の生活があって
その毎日を生きております。

上海さんもご自分の日常の中で継続できる
学生ならではの支援活動が見つかるといいですね^^


一度しかない人生の今しかないこのひと時をどうか有意義に。
年賀たつ年

  1. 2012/01/06(金) 11:57:00|
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プロフィール

幻想店長

Author:幻想店長
医学や福祉、ボランティアなど、世の中や人の役に立ちたい、良くして行きたい、そんな方々を支援する事を理念とする職業専門絵師です。   
◆お問い合わせ先◆
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第7集〜アリスと人形使いの町〜 アリス編表紙           第6集〜幻想乙女達のお茶の席其之壱〜           第5集〜半人半霊の庭師。序〜 040020026489-1.gif           第4集〜小さな小さな大妖精〜 040020003519-1.gif           第3集 〜動かない大図書館〜              第2集 〜宵闇の少女〜 委託画像   第1集 〜風祝の巫女〜 風祝 完売

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